一、概要

熱式質量流量計は熱拡散原理を採用し、熱拡散技術は過酷な条件下で性能が優れ、信頼性が高い技術である。その典型的なセンサ素子は2つの熱抵抗（白金RTD）を含み、1つは速度センサであり、1つはガス温度の変化を自動的に補償する温度センサである。2つのRTDが媒体中に配置されると、速度センサは周囲温度より上の一定の温度に加熱され、別の温度センサは媒体温度を誘導するために使用される。速度センサを流れるガス質量流量は、センサ素子の熱伝達量によって計算される。ガスの流速が増加し、媒体の持ち去り熱が増加した。センサ温度を低下させる。温度を一定に保つためには、センサを通過する動作電流を増加させる必要があり、この増加した部分電流の大きさは媒体の流速に比例する。

熱式ガス質量流量計は本当の質量流量計であり、ガス流量の測定に温度と圧力補償が必要なく、測定が便利で、正確で、ガスの質量流量、標準流量、累積流量、時間と流速などを表示することができる、広いレンジ比で、流速が100 Nm/sから0.1 Nm/sまでのガスを測定でき、ガス漏れ検出に用いることができる、耐震性能がよく、耐用年数が長く、センサーには可動部品と圧力感知部品がなく、振動による測定精度への影響を受けない、据付修理は簡便で、現場条件が許可された場合、据付とメンテナンスを停止しないことを実現することができる、デジタル化設計、全体デジタル化回路の測定、測定が正確で、修理が便利である。

二、技術パラメータ

三、熱式ガス質量流量計選択型仕様書

四、熱式ガス質量流量計型スペクトル