基準を満たす:
本機器は我が国が2018年に新たに公布・実施した中華人民共和国国家環境保護基準に完全に準拠し、適合している
「HJ 637-2018水質石油類と動植物油の赤外光度測定法」
国家基準に適合:「GB 3838-2002地表水環境品質基準」
国家基準に適合:「GB 18483-2001飲食業油煙排出基準」
国家基準に適合:「GB 18918-2002都市下水処理場汚染物質排出基準」
適用範囲:
本装置は地表水、地下水、工業廃水、生活汚水、海水、漁業養殖用水、農地灌漑水などの各種類の水体中の総油、石油類または動植物油類の含有量の測定に適用すると同時に、飲食業の油煙中の含有量の測定にも使用でき、測定原理は上述の各種類の業界または水体中の現行の実行測定基準と完全に一致している。
検出原理:
HJ 637-2018基準に基づいて、サンプル中の油類物質をテトラクロロエチレンで抽出し、総油を測定し、抽出液をケイ酸マグネシウムが吸着し、動植物油類などの極性物質を除去した後、石油類を測定した。総油と石油類の含有量はいずれも波数分2930 cm−1(CH 2基中のC−H結合の伸縮振動)、2960 cm−1(CH 3基中のC−H結合の伸縮振動)、および3030 cm−1(芳香環中のC−H結合の伸縮振動)バンドにおける吸光度A 2930、A 2960、およびA 3030で計算した。動植物油の含有量は総抽出物と石油類の含有量の差で計算する。
機器の特徴:
1.最新の国家基準を完全に満たし、真の三波数測定、赤外三波数スペクトル、吸光度及び透過率を明確に表示する
2.専門的に開発された一体化光学系は、光路が短く、エネルギーが強く、赤外スペクトルの特徴要求に符合し、安定性がよく、信号対雑音比が高い
3.電気変調光源を採用し、光源の発熱強度保証による機器の放熱性と安定性を低下させるとともに、機械的な光切断装置を減少させ、機器の信頼性を向上させる
4.精密ステッピングモータを用いてラスタ回転を制御し、波長自動校正機能を備え、波長精度が高く、繰り返し性が良い
5.独自開発の微弱信号コンディショニング回路を採用し、ノイズ干渉を効果的に遮蔽し、検出精度と検出限界を大幅に向上させる
6.計器は自動的にゼロ調整でき、高精度赤外検出器は光源の発光と消灯時の信号を正確に収集し、リアルタイムのゼロ点自動補正を行い、ベースラインドリフトの影響を効果的に除去し、検出データの安定性と繰り返し性を高める
7.計器操作システムは柔軟に検査方案を選択でき、四塩化炭素、四塩化エチレンなどの多種の抽出剤使用方案を支持できる
8.抽出剤の純度が基準を満たしていないことによる検出データの誤りを効果的に回避するために、器具は抽出剤の純度検出機能を備えている
9.検出システムソフトウェアはスペクトルスキャン、サンプル検出機能を実現でき、スペクトル図、吸光度、波数などの詳細情報を表示でき、異なるレンジ、抽出液体積、サンプル体積を柔軟に選択でき、データ保存及び数理統計などの機能を備える
10.機器はタッチスクリーンを内蔵し、操作システムを持参し、コンピュータに接続することなく上述の検査システムのすべての機能を実現することができる
11.注入システムと水サンプル処理システムの一体化設計により、敷地面積を大幅に減少
12.サンプル検査の全過程自動化、自動サンプリング、自動抽出、自動水除去、自動検査、自動記憶、自動洗浄などの機能を実現し、10個のサンプルを自動的に連続検査できる
13.全閉鎖式自動抽出機能により、全過程の従業員が抽出剤との接触を必要とせず、安全性を高めた
14.無水硫酸ナトリウムの代わりに輸入油水分離膜を用いて水分と不純物を濾過除去し、使用寿命がより長くなる
15.高精度注射器を用いて液体添加体積を定量し、抽出比は必要に応じて自分で調整することができる
パフォーマンスパラメータ:
1.ベースライン安定性:ゼロ点リアルタイム自動補正、ベースラインドリフト影響なし
2.方法検出限界:0.01 mg/L
3.最低検出濃度:0.0006 mg/L
4.最高測定濃度:100%油
5.基本測定範囲:0~800 mg/L
6.精度誤差:≤2%
7.繰返し誤差:RSD≤1%
8.線形相関係数:R>0.999
9.波数範囲:3400 cm-1〜2400 cm-1(2940 nm〜4167 nm)
10.波数精度:±1 cm-1
11.波数繰返し性:±1 cm-1
12.吸光度範囲:0.0000~2.0000 AU(すなわち透過率100~1%T)
13.走査速度:全スペクトル走査30秒/回、非分散赤外法2秒/回
14.自動サンプリング個数:10個
15.サンプル分析時間:単一サンプル5〜10分