一•こうおんせっしょくかく概要（Summary）
こうおんせっしょくかく（Contact angle）は気、液、固三相の交点で行う気液界面の接線を指し、この接線は液体の一方の固液境界線との間の角度θであり、接触角測定は現在の表面性能測定の主要な方法である。
高温高真空型接触角測定器は光学イメージングの原理を採用し、画像輪郭分析方式を通じて高温状態におけるサンプル表面接触角、濡れ性能、表面張力、表面エネルギーなどの性能を測定し、設備は通常金属材料の表面性能を測定するために用いられ、設備性価格比が高く、加熱が安定し、真空度が高く、機能が全面的で、各種金属材料の科学研究需要を満たすことができる。

二・アプリケーション（Application）
1、冶金業界（Metallurgy）：溶融液（melt）、例えば鋼液、アルミニウム液、銅液の高温条件下の表面張力値を分析する、接触角及び表面張力の分析に基づいた上で、合理的な濡れ範囲を制御し、効果的な製錬過程におけるスケール除去方法を探す
2、溶接業界（Welding）：溶接材料と溶接体の接触角値及び溶接材料溶湯の表面張力を分析し、それによって効果的に溶接強度を高める
3、合金業界（Alloy）：材料成分の表面張力値を分析し、合金材料間の相互結合程度を高める
4、製陶及びガラス業界（Pottery and glass）：加熱過程における焼結、軟化、溶融から液化までの全過程の輪郭変化を分析して監視測定し、セラミックス又はガラスの表面張力値を分析する
5、エナメル（Enamel）：エナメル表面の濡れ性分析、エナメル表面の表面強度を高める
6、石炭及び電力業界（Coal and electricity）：石炭の表面張力値を分析し、合理的な濡れ性を制御し、炉スケールを効果的に除去する
7、その他の高温要求の試験（Other）：溶融液の表面張力値及び溶融液と固体材料の間の接触角値を分析し、異なる温度或いは時間変化に伴う表面張力と接触角値を分析する。

三、HARKE-HTV1803高温高真空接触角測定器製品パラメータ

lサンプルテーブルサイズmm：40*40

l接触角測定範囲：0-180°

l接触角測定精度：±0.1°

l表面/界面張力試験範囲：0-5000 mN/m

l光学系：0.7 X-5 X高精細カセット変倍レンズ

lビデオシステム：デジタルUSB 3.0汎用ビデオカメラ

l計器外形寸法（mm）：600*800*1200

lレンズ移動ストローク：200 mm

l計器重量：100 Kg

l測定ソフトウェア：HARKE-HTV1.0

l電源：220 V 30 A 50 Hz

l測定温度：室温～1500℃

l限界真空度：1*10^-5Pa

l測定方法：座滴法