一.概要
IHタイプの単一級単吸片持ち式化学工業遠心ポンプはF型耐食性遠心ポンプに代わる省エネ、置換製品であり、この製品は化学工業、石油、冶金、製紙、食品、製薬、合成繊維などの工業部門に広く使用され、腐食性粘度のある水に似た液体を輸送するために使用されている。ポンプの入口圧力は0.3 MPaを超えてはならない。
IH型ケミカルポンプ搬送媒体の温度は一般的に−20℃〜105℃であり、必要に応じて適切な冷却措置を採用し、より高温の液体を搬送することができる。
1.1型番の意義
IH50-32-160A-304
IH-国際標準化学ポンプ
50−ポンプ吸込口直径50 mm
32-ポンプ吐出口直径32 mm
160-インペラの名目直径は160 mm
A-インペラ外径カットコード
304−ポンプ接触液体部品の材料はZG 0 Cr 18 Ni 9 Ti
1.2性能範囲（設計点）流量が1.6-400 m 3/hの場合、揚程は5-125 m、設計圧力は1.6 MPa
二.ポンプの構造説明
2.1 IH型ケミカルポンプの主要部品はポンプ本体、インペラ、インペラナット、ポンプカバー、シール部材、サスペンション部材などがある。
ポンプの構造特徴は：ポンプカバーを止め口を通じて中間スタンドに固定し、それからポンプ本体と中間スタンド口の結合を通じて、ポンプカバーを中間にクランプすることである。ポンプ本体は軸方向吸入、径方向排出、底脚支持式であり、台座に直接固定することができる。サスペンション部材は、止め口を介して中間スタンドに固定され、サスペンションでベースに支持されている。点検時に輸出入接続管路、ポンプ本体を分解せずに点検修理することができる。
軸封には充填材や機械密封など多くの形式があり、輸送媒体の性質や生産工程の要求に応じて選定することができる。
2.2ポンプはカップリングを通じてモータと結合し、駆動端から見て、ポンプは時計方向に回転する。

2.3材料：液体の腐食状況に応じて、適合するポンプ過流部分の材質を選択することができる。主な材質はSUS 304、SUS 316 Lなど。