工作機械の用途と性能特徴

・M 1380 B外周研削盤は、外径Φ100〜800 mm、長さ5000 mmの円筒状部品を研削するために使用される。円筒形部品の加工だけでなく、砥石スピンドルの地軸から微量送りを利用してシャフト肩の小端面を研削することができ、テーブルは2°30'回転可能な角度が大きいので、外錐面も研削することができる。
・砥石ホイールの径方向送りには、液動快速のほか、工作機械の調整に適した電動快速、電動徐行、及び送り用点動と自動がある。
・フィードレールと砥石スピンドル軸受はいずれも静圧技術を使用し、独立したスピンドルオイルタンクとガイドレール油圧ステーションを備えている。
・テーブルレールは幅広静圧ガイドレールで、低速でクリープ現象がなく、ストローク調整が便利である。
・ワークの回転とテーブルの往復運動はすべて制御可能なシリコン管制御可能な直流モータによって駆動され、無段調速を実現することができる。
・ベッドは高強度低応力合金鋳鉄を用いて全体的に鋳造し、接合がなく、ガイドレールの直線性が良い。