新しいフォトダイオードアレイ検出器SPD-M 30 Aを構成するNexera X 2のハイエンドシステム。新たな解析手法「i-PDeA※(特許出願中)」を搭載し、不十分なピーク分離や隠れピークの解析に新たな道を提供する。感度と分離性能を備え、UHPLC分析の分野をさらに拡大した。
intelligent Peak Deconvolution Analysis(i−PDeA、特許出願中)完全分離未分離ピーク
分離されていないピークでも、i-PDeA機能を適用すれば、スペクトルの違いを利用して単一のピークを抽出することができ、分離されていないピーク波形処理の悩みを解消することができる。従来の方法では検出しにくい目的成分ピークに隠れた不純物ピークも容易に検出でき、数ステップで検出を完了することができる。

i−PDeAによる波形処理
目的の峰が尾引き峰に溶出した…
トロールピーク上の目的ピークを可逆的に定量的に正確に波形処理できるi-PdeA
抜群の高感度
新型フォトダイオードアレイ検出器SPD-M 30 Aは、低拡散に対応した高感度キャピラリーセルSR-Cellを採用し、感度を実現している。ノイズレベルは世界レベルをリードする0.4×10-5 AU以下に低下※、ユーザーに高感度と高分離性能を兼ね備えた理想的なUHPLC分析を提供します。
※2012年10月、当社調べによる
SR-Cellを採用し、高感度と高分離性能を兼ね備えている
優れた感度と広いダイナミックレンジにより、主成分ピークと0.005%(主成分に対する)の微小ピーク(不純物)の同時定量を実現
優れたスペクトル分解能と線形性
フォトダイオードアレイ検出器SPD-M 30 Aは最適化された光学系設計を採用し、優れたスペクトル解像度を提供する。
優れた信号処理技術を搭載し、低濃度から高濃度までの広い領域で優れたスペクトル線形性を実現し、薬物純度試験などの広いダイナミックレンジ分析が要求される検出器に最適です。
スペクトル分解能指標試験ベンゼンのスペクトル図。B/A=2.90は世界水準をリードする解像度※です。異なる濃度領域でも優れたスペクトル線形性が得られた
※:2012年11月、当社調査による
新設計の光学系温度制御機能TC-Opticsによるベースラインの安定化
Nexera SRのフォトダイオードアレイ検出器SPD-M 30 Aは、新たに設計された光学系温度制御機能(Temperature Controlled Optics、TC-Optics)を搭載するとともに、検出池入口部の熱交換を最適化した低拡散検出池SR-Cellを採用している。そのため、超高速分析に必要な低ピーク拡散を実現するとともに、ベースラインを高速に安定させることに成功し、電源を入れてから分析開始までの「待機時間」を短縮し、総分析フラックスを提供した。
装置起動後のベースライン(左)測定条件(右)
温度変化の影響を受けない優れたベースライン安定性
エアコン室内でも微小な室温変動は避けられない。TC−Opticsを搭載したフォトダイオードアレイ検出器SPD−M 30 Aは、室温変動が発生してもベースラインを安定させたままである。
室温変化(25℃30℃)とベースライン変動、他社PDAとの装置の比較